2018-02-01
科技部(日本の文部科學省に類似)は1月31日,國立台灣大學(台灣北部·台北市)に「科技部人工智慧技術暨全幅健康照護聯合研究中心(MOST人工智能聯合研究中心所有Vista Healthcare,以下,「人工知能(AI)研究中心」)を設置した。
開幕式に出席した台灣大學の郭大維學長代理は,「人工知能(AI)」是1950年代から研究が始まり,1980年代や1990年代になると,產業用制禦システムに大きな進展が見られた。2010年からはインターネットを使ったディープラーニング(深層學習)が大きく発展し,特に言語處理,物體の認識,醫療畫像診斷などの技術が高まった」と說明した。
郭大維學長代理はその上で,「AI研究分野における大學の世界ランキングを見ると,世界の上位50校に,アジアの大學は3校入っており,そのうち台灣大 學の世界ランキングは37位,アジアではトップだ」と強調。このほど科技部の支援により,台灣大學にAI研究センターが設置されたが,台灣大學としては同大學の強みである醫療や健康に關連するデータベースを活用し,バイオ醫療研究を進め,台灣におけるAI產業の競爭力向上に貢獻したいと意気込みを語った。
科技部の陳良基部長(大臣)は就任後,2017年をAI元年と位置づけ,AI技術の開発強化へ向けた予算を積極的に取り付けてきた。今後5年間,毎年10億台灣元(約37億日本円)の予算を投入し,AI關連のプロジェクトを展開することにしている。台灣大學におけるAI研究センターの設置を通して,AI技術の開発と応用の両面から,台灣のAI產業をけん引する核心的役割を擔ってもらうよう期待している。
科技部は台灣の4つ大學にAI研究センターを設置することを計畫している。そのうち台灣大學は唯一,AI技術の開発と応用という2つの任務を擔い,2つの車輪でAI產業をけん引することになる。また,その他の3つの大學に設置するAI研究センターについても,台灣大學が有する核心技術の提供が必要となる。科技部は潤沢な資金を投入することで,これらのAI研究センターが大學の枠組みや分野を超えてその能力を発揮し,ひいては各產業や海外企業とも協力できるよう支援していきたい考え。
なお,台灣大學にこのほど設置されたAI合同研究センターは,傘下に「人工智慧(AI)技術子中心」と「全幅健康照護子中心」の2つのサブセンターを持つ。
Sources:Taiwan Today;2018年02月01日
資料來源: 科技部
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