2019-01-22
台湾中油株式会社がこのほど、台湾南部・台南市の前鋒路に位置するガソリンスタンドを「スマート・グリーンエネルギー・ガソリンスタンド」のモデル店とすることに決めた。正式な運営は2月にスタートの予定。
同市前鋒路のガソリンスタンドは国立成功大学、並びに在来線・台湾鉄道の台南駅を中心としたビジネスエリアに近い。ガソリンスタンドの建屋がグリーン・ビルディングと省エネ設備をコンセプトに設計され、ゴールドクラスの「グリーンビルディング候補証書」を得ていることなどが、台湾中油から「スマート・グリーンエネルギー・ガソリンスタンド」のモデル店としてふさわしいと評価された。「グリーンビルディング候補証書」はまだ使用許可こそ取得していないが、「グリーンビルディング」の基準を満たしている建物に与えられる。「ゴールドクラス」は5段階のうち、「ダイヤモンドクラス」に次ぐ優れたレベル。
台湾中油の戴謙董事長(会長)によれば、台湾中油は「車両と電池は別」を原則として電動車両の生産には介入しない。同社は変革の主軸を台湾における電池技術向上やコスト低減に向けた支援、さらには各国との競争においている。
台南市前鋒路の「スマート・グリーンエネルギー・ガソリンスタンド」モデル店はエネルギーの「産出」、「貯蔵」、「使用」の三大部分に分けて計画されている他、台湾中油による次世代型スマートエネルギー共生システムもこれに加わる。
エネルギーの「産出」面では太陽光発電に燃料電池システムを組み合わせると共に、台湾電力株式会社による既存のスマートグリッド(次世代送電網)を利用する。同「貯蔵」のシステムでは、安全率の高いバナジウムレドックスフロー電池(Vanadium Redox Battery)とチタン酸リチウム電池で余分な電力を貯蔵し、スマート電力管理システムによる調節と分配へと提供する。「使用」面ではビッグデータのスマートサービスと組み合わせ、まずガソリンスタンド自体の電力需要と電動スクーターの充電・電池交換用に提供。さらに余った電力は貯蔵し、エネルギーの利用効率の最大化と最適化を図るという。
Sources:Taiwan Today;2018年01月22日
資料來源: 経済部
Juiker アプリ - 無料通話
一緒に Juiker しましょう