2019-08-07
生産性向上を目的としたアジア太平洋地域の国際機関「アジア生産性機構(APO)」は6日、台湾中部・台中市で「APO智慧製造卓越中心(Center of Excellence on Smart Manufacturing、略称COE on SM)」の始動式典と国際フォーラムを開催した。
APOは1961年に発足した。現在、20カ国・地域が会員となっており、台湾にとっては「中華民国」名義で加入している数少ない国際組織の一つである。今年4月に開催された理事会で、台湾が提案した「APO智慧製造卓越中心」の設立計画が採択された。台湾は、国際的な共同研究、アジア太平洋諸国の専門家を育成するためのシンポジウム、ベンチマーク企業の訪問などを通して、新たな国際協力のモデルを作り出したいと考えている。
経済部(日本の経済産業省に相当)の沈栄津部長(=大臣)は挨拶で、「台湾の中小企業の製造スタイルは、かつてのオートメーション化から、デジタル化へと変化している。現在はさらに、スマート化というレベルアップによって、産業の競争力を最大限に引き出すようになっている。このセンターの設置によって、台湾がこれまで政府と産業が一丸となって推進してきたスマートマニュファクチャリングの成果を会員国・地域と共有し、そして全体的にウィン・ウィの関係を作り上げたい」と述べた。
さらに、「同センターの設置によって、スマートマニュファクチャリング技術の連結を深めていくと同時に、国際協力関係の確立を通して、今後投資や開拓を希望する市場の架け橋となり、台湾がアジア太平洋地域におけるスマート機械及びスマートマニュファクチャリングの発展の拠点となれるよう推進していきたい」と意気込みを見せた。
資料來源: 経済部工業局
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