2021-06-23
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大や地政学的リスクの高まりは、世界各国のサプライチェーンに新たなチャンスや課題をもたらした。そのため、より強靭で、スマート化された持続可能なグローバル・サプライチェーン構築に対する需要が日々高まっている。企業や市民が転換期の最前線に立たされる中、政府は社会的なニーズにも対応しなければならない。
台湾の経済部(日本の経産省に相当)は22日、米国の対台湾窓口機関・米国在台協会(AIT)、駐台湾EU(欧州連合)代表部に相当する欧州経貿弁事処(EETO)、日本の対台湾窓口機関・日本台湾交流協会と共同で、「科学技術産業におけるグローバル・サプライチェーン協力フォーラム」を開催した。フォーラムには、経済部の王美花部長(=経済産業大臣)を始め、AITのブレント・クリステンセン(Brent Christensen)処長、EETOのFilip Grzegorzewski処長、日本台湾交流協会の星野光明副代表が出席し、あいさつで、「理念を同じくするパートナーと科学技術産業界におけるサプライチェーンの協力関係を強化する重要性」を強調した。さらに、単独の国家によるサプライチェーンで自給自足を行うのが困難だという認識を示し、緊密な協力関係、連携のある強靭なサプライチェーンを確立することが共通の利益になることを確認した。
フォーラムの主催機関はまた、台湾、米国、欧州、日本から産官学各分野の代表及び専門家を招き、優れたビジネスモデルを共有し、グローバル・バリューチェーンの動向について検討した。講演者は、複数の地域や産業における経験を参考に、サプライチェーンの強靭性を高め、効率化する手段を紹介した。
このフォーラムを主催することを通じて主催機関は、科学技術産業におけるサプライチェーンに関わる全ての企業や人々のために、共に尽力するという意志を示した。
Sources:Taiwan Today;2021年06月23日
資料來源: 経済部国際貿易局
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