2021-08-06
世界的なスポーツの流行とフィットネスブームに加え、台湾の多様で高品質なスポーツ関連製品の世界的リゾートホテルや大型フィットネスクラブへの導入が進んでいることから、台湾のスポーツ用品の生産額は2016年以降右肩上がりで増えている。2019年には500億台湾元(約1,951億日本円)の大台を突破、2020年には598億台湾元(約2,334億日本円)となり5年連続で過去最高を更新した。2020年は前年比13.4%のプラス。今年は欧米におけるフィットネス機器の需要拡大が台湾のスポーツ用品の成長を支えており、1月から5月までの生産額は前年同期比96.4%増の353億台湾元(約1,378億日本円)に達した。年間では600億台湾元(約2,342億日本円)を上回ることが予想される。
スポーツ用品産業の成長を支える主力は室内用フィットネス機器。今年1月から5月にかけては欧米で新型コロナウイルスが下火になり、人々がスポーツジムに出かける頻度が高まったことや在宅でのフィットネス需要が依然として好調だったことの二重の効果で、室内用フィットネス機器の生産額は前年同期の2.5倍、229億台湾元(約894億日本円)を記録した。
スポーツ用品の主な輸出先は米国。台湾で生産されるスポーツ用品のうち90%以上は直接輸出される。2020年の輸出額は前年比17.4%増の22億米ドル。主な輸出先は米国が輸出全体の59.1%を占めてトップ。成長率(34.5%)も各輸出先のうち最大だった。次いで中国大陸が輸出の6.1%を占めたが、前年比では21.5%のマイナスだった。3位は日本(5.5%)、4位はイギリス(4.7%)。2021年上半期の輸出額は17億米ドルで前年同期と比べて106.1%増えている。
台湾南部・高雄市に位置するナショナル・スポーツ・トレーニングセンター第三期整備計画は2019年に決定、現在進められており2024年には完成が予定されている。63億6,200万台湾元(約248億日本円)を投じてトレーニング環境を改善するほか、敷地を拡大してのセンター周回ランニングコース、スイミングプール、テニスコートなどを新設することになっている。
資料來源: 外交部
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