2022-10-28
頼清徳副総統は27日午前、2022年「台日パッシブコンポーネント技術国際シンポジウム」に出席して祝辞を述べた。頼副総統は、シンポジウムのために日本を含む各国から集まった学者・専門家を歓迎するとともに、台湾と日本がパッシブコンポーネント産業においてウィン・ウィンの関係を作ることができるよう期待を寄せた。
頼副総統はまず、林志隆理事長のリーダーシップの下、「台湾被動元件産業協会」が1月の発足以降、川上・川中・川下の業者80社以上を集めて「国家隊(ナショナルチーム)」を構成し、分野を超えた産学連携や国際協力を展開し、パッシブコンポーネント産業における台湾の国際競争力を引き上げていることに感謝した。また、パッシブコンポーネント業界がさまざまな困難を克服して各種の問題を解決し、第5世代移動通信システム(5G)の新時代と電気自動車の発展をうまく活用して成長を続けていることを称賛した。とりわけコロナ禍でデジタル学習などデジタル関係の仕事が大きく増えたことから、昨年台湾のパッシブコンポーネントの生産高は700億台湾元(約3,190億日本円)を突破し、この20数年間で最も高い水準となった。
頼副総統は、これからもロシアのウクライナ侵攻など地政学的変化や世界的なインフレーションなどの影響を受けるだろうが、世界的にスマート化が進む中、パッシブコンポーネントのニーズはこれからも増えるだろうと指摘。「こうした状況の下、官民が一丸となって協力し、国際協力を進めることで、よりハイエンドの技術を開発し、次世代パッシブコンポーネントで早めの市場開拓を進める必要がある。こうすることで台湾は不動の地位を築き上げ、さらに良いチャンスを得ることができるだろう」と述べた。
頼副総統はまた、「現在世界のパッシブコンポーネントの世界シェアは日本がトップ、台湾が2位だが、台湾と日本は得意分野が違う。日本が得意とするのは材料、設備、電気自動車などで、台湾はコンシューマーエレクトロニクスだ。今日のシンポジウムのようなイベントを通して、台湾と日本は互いの経験を共有し、相互に学習し、協力することができと信じている。そうすることで将来、パッシブコンポーネント産業の世界的な競争において、両国の世界市場開拓がより速やかに行われ、技術も高まり、ウィン・ウィンの関係を生み出すことができるだろう」と述べた。
資料來源: 外交部
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