2018-10-24
経済部中小企業処経済部(日本の経産省に相当)中小企業処とフィリピンの貿易工業省中小・零細企業局は、台湾と東南アジア諸国の協力関係強化、並びに2018年APEC(アジア太平洋経済協力)のテーマ「包摂的な機会の活用、デジタル化された未来の受容」に呼応するため、23日から24日にフィリピン・セブ島において「APEC中小・零細企業の市場政策対話およびO2O(Online to Offline)国際フォーラムと国際的なデジタルレジリエンス(ネットワークの安全を維持する力)・トレーニング・ワークショップ」を共同で開催した。
経済部中小企業処の陳国樑主任秘書は、「デジタル時代において、デジタル転換が世界に大きな改革をもたらし、無数の破壊的イノベーションが生じれば人々の日常生活も大きく変わる。現在のビジネスモデルは、特にネットワーク技術とモバイルデバイスの普及によって、中小・零細企業に対してこれまでにはなかった多くのチャンスやチャレンジを与えた。そこで、デジタル変革に取り組む中小・零細企業の戦略構築をサポートしていくため、台湾はフィリピンのほか、マレーシア、ベトナム、タイと共同で『第3段階APEC O2Oイニシアチブ:デジタル転換を通じて中小企業の潜在力を引き出し、豊かな未来を共有する』計画を推進している。現在までに8回のO2O関連イベントを開催した。今回のフォーラムではこれらを基礎に、さらにデジタル転換に関する議題につて深い討論を展開する」と述べた。
今回のフォーラムのスケジュールは、午前中に「中小・零細企業のイノベーションの未来を築く」、「イノベーション戦略、製品、ソリューションの探求」などをテーマに議論が行われ、専門家による座談会が2回開かれる。この座談会のテーマは、「イノベーションの未来」と「投資の未来」。政府と民間との間の政策対話を通じて、アジア・太平洋地域の中小・零細企業のデジタル技術分野における商機や発展、世界市場進出のチャンスや挑戦を探るねらいだ。中小・零細企業がデジタル転換を契機に、国際的な市場とリンクし、未開拓市場でのデジタル商機が探れるよう期待がもたれる。
24日は、台湾とフォリピンが共同で「APEC中小企業のデジタルレジリエンス・トレーニング・ワークショップ(APEC SME Digital Resilience Training Workshop)」」を開催。このワークショップは、APEC加盟国の中小企業の情報セキュリティの脅威に対するマネジメント能力(デジタルレジリエンス)を向上させることを目的に行われた。また、台湾で編集し、2017年11月にAPECで正式に出版された「APEC中小企業デジタルレジリエンス戦略テキスト」が教材として採用された。「企業のデジタル・セキュリティ課程」のシミュレーション体験を通じて、中小企業が情報セキュリティの脅威に対するマネジメント能力を改善できるよう支援し、引き続きAPEC域内のデジタルレジリエンスに対する意識を高めるよう促す。そして、アジア・太平洋地域における企業のデジタルレジリエンスおよびデジタル・セキュリティに対するリスク意識を高めるための教育ネットワークを形成する。
台湾は今年、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナムなど新南向政策の対象4か国と共同で「第3段階APEC O2Oイニシアチブ:デジタル転換を通じて中小企業の潜在力を引き出し、豊かな未来を共有する」計画を推進する。現在までにブルネイ・バンダルスリブガワン、マレーシア・クアラルンプール、タイ・バンコク、ベトナム・ホーチミンなどで関連のイベントを開催した。7月に台湾南部・高雄市で開催された「2018 APEC O2Oサミット」を計算に入れると、20か国・地域から100以上のスタートアップ企業が今年の関連イベントに参加した。今回のフィリピン・セブ島におけるフォーラムは、6都市目のイベント開催で、台湾と新南向政策対象国との交流が更に深まるよう期待が持たれる。「新南向政策」とは政府が推進している東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなどの18ヶ国との幅広い関係強化を促す政策。
広報担当者:経済部中小企業処 陳國樑主任秘書
電話:02-23662605
電子メール:glchen@moea.gov.tw
業務担当者:経済部中小企業処 曾馨儀科長
電話:02-23662251
電子メール: thy@moea.gov.tw
Sources:Taiwan Today;2018年10月24日
資料來源: 経済部中小企業処
Juiker アプリ - 無料通話
一緒に Juiker しましょう