2024-04-10
経済部が米国立科学財団と共に9日と10日、台北市内でディープテックに関するスタートアップ交流活動を開催。双方のアクセラレーターとスタートアップの関係者が集った。写真はあいさつする経済部の陳正祺政務次長。(経済部サイトより)
経済部(日本の経済産業省に相当)が米国国立科学財団(National Science Foundation,NSF)と共に9日と10日、台北市南港区で、ディープテックに関するスタートアップ交流活動を開催した。活動には双方のアクセラレーターとスタートアップ企業が参加し、ディープテック分野での新たな提携と課題を共有した。
ディープテックとは画期的な科学的発見や先進技術を再生可能エネルギーや半導体、量子情報科学、材料工学などに用いるもので、こうしたイノベーションが革新的な影響をもたらし、社会で最も切迫した課題にソリューションを提供することが期待されている。
経済部の陳正祺政務次長(=副大臣)は、ディープテックは台湾経済が関心を寄せる重点で、政府はアクセラレーターの育成、技術の検証ならびに実証の場所、国家発展基金や民間のベンチャーキャピタルの組み合わせなどを通じて、ディープテックの技術的成果の産業化と商業的価値の実現を目指すと述べた。
活動には台湾と米国のアクセラレーター及びスタートアップ企業の関係者50名が参加、2日間の交流ワークショップでは「ディープテックの探求」と「世界の舞台にまい進」という二大テーマにフォーカス。6回のフォーラムに分け、双方が共に享受できる政策資源とメカニズム、ディープテックのスタートアップの発展と成功のカギとなる要素、そしてディープテックで起業する女性の強みと難しさ、双方がいかに協力すれば新たな技術の国際化を加速出来るかなどについて話し合った。ワークショップが終わると米国から参加した人たちは、工業技術研究院(ITRI)、企業、林口新創園区(スタートアップ・テラス)を訪問し、台湾におけるディープテックの産業としての力を確認した。
米国
資料來源: 経済部
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