2025-01-15
国家発展委員会は13日(台湾時間1月14日)、米シリコンバレーの中心地であるパロアルト(Palo Alto)にスタートアップ支援の第2の海外拠点を設立したことを発表した。(国家発展委員会)
国家発展委員会は13日(台湾時間1月14日)、米シリコンバレーの中心地であるパロアルト(Palo Alto)にスタートアップ支援の海外拠点を設立したことを発表した。東京に続く2か所目となる。新たな拠点は今後1年以内に、少なくとも1000以上のコミュニティパートナーと連携し、100社以上のスタートアップをシリコンバレーの現地企業やベンチャーキャピタルなどの資源とつなげることを目指す。
新たな海外拠点の開幕式には国家発展委員会の劉鏡清主任委員が自ら代表団を引き連れて参加した。台湾のスタートアップ、現地企業、ベンチャーキャピタル、大学、同業者協会などから300人以上が集まり、台湾とアメリカのスタートアップ交流の歴史的瞬間を見守った。
劉鏡清主任委員は祝辞の中で、台湾の技術とイノベーション能力は世界が認めるところで、台湾は世界の先端半導体製造で約9割のシェアを占め、世界のAIサーバーの9割以上が台湾から供給されていると指摘。台湾には多くの技術や人材が蓄積されており、注目すべきスタートアップも多いと述べた。
劉鏡清主任委員はまた、近年世界のスタートアップは資金調達難に直面しており、2023年の資金調達額は前年に比べて約4割減少したこと、そうした逆風の中で台湾のスタートアップは資金調達額が対前年比10%成長し、過去最高の28億ドルに達したことを紹介し、これは台湾のスタートアップの能力と投資市場が世界平均よりも優れていることを示すと述べた。劉鏡清主任委員は、台湾におけるスタートアップの資金調達額は今後も年間20%程度の成長を続け、2027年には50億ドルに引き上げることが目標だと述べた。
また、海外の優秀な人材を台湾に誘致することも国家発展委員会の重要な業務であるとして、劉鏡清主任委員はベンチャーキャピタル「BRVキャピタル」のシニアアドバイザーであるDavid Lam氏や、元アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)役員で現在はグローバル起業家支援者であるMark Birch氏に就業ゴールド・カードを授与した。
劉鏡清主任委員は、台湾は世界の半導体やIC産業において重要な役割を果たしており、エヌビディア(NVIDIA)などのグローバル企業が台湾にアジア本社を設立しているだけでなく、台湾には良好な環境(健康保険制度、治安が良い、美食、美しい景観など)があり、世界的競争力を持つ給与と職業、発展の機会が豊富にあると強調。将来台湾は世界的なイノベーションの中心となることを目指しており、「世界のトップ人材が台湾にやってくることを歓迎する」と述べた。
開幕式では、国家発展委員会が支援する「Startup Island TAIWAN」シリコンバレー拠点のCEOとなるDennis Liu氏と、アクセラレータ「Berkeley SkyDeck」のジェネラルマネージャーである陳世樸(Sibyl Chen)氏が協力覚書(MOU)に署名し、台湾と米国のスタートアップ資源創出のための連携を深めることを発表した。この開幕式にはGoogle、クアルコム、JETRO(日本貿易振興機構)、全球玉山科技協会、台湾積体電路製造(TSMC)、台達電子(デルタ電子)の関係者などを含め、台湾企業やスタートアップから300人以上が参加した。
資料來源: 国家発展委員会
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