2025-02-12
経済部と九州地域戦略会議の会談では、経済部が推進する戦略、「以大帯小」モデルを通じて、中小企業の国際市場参入を共同で進めることで合意した。(経済部ニュースサイトより)
経済部(日本の経済産業省に相当)の郭智輝部長(経済相)は11日、日本・九州地域戦略会議訪問団と会談した。訪問団は、九州経済連合会の倉富純男会長が団長を、宮崎県の河野俊嗣知事が副団長を務め、九州地方知事会、九州商工会議所連合会、九州経済同友会および産業界の代表で構成され、経済部を訪問した。双方は、半導体サプライチェーンのレジリエンス向上、産業協力、対日投資の環境などについて、綿密な意見交換を行った。
郭部長は、「台湾は世界の半導体サプライチェーンの中核を担い、川上・川中・川下まですべてを網羅した生産体制が整っている。日本の重要な半導体産業拠点でもある九州地域とは、相互補完関係にある。経済部は、半導体およびAI(人工知能)産業における日本との協力関係の深化を支援するため、福岡に『台湾貿易投資センター』を設立する予定だ。台湾企業が日本での事業展開をスムーズに進めるのをサポートするほか、経済部の関係部門のリソースを統合し、両国の半導体サプライチェーンの協力の展望を見据え、AI、ロボット、ドローンなどの産業応用部門にまで、協力の範囲を拡大していきたい」との意気込みを語った。
倉富会長によると、九州地域戦略会議は昨年、「新生シリコンアイランド九州グランドデザイン」を採択した。半導体産業を中核として、インフラ、人材育成、産業イノベーションを強化し、台湾企業との協力の深化を積極的に図っているという。倉富会長はまた、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場設立が、日本の半導体産業の発展を促進しているだけでなく、二国間の協力の新たな機会を生み出すことになると強調した。
一方、河野知事は、九州と台湾は地理的に近く、交流も盛んで、九州は製造業の発展に適した環境にあると指摘した。その上で、今後、産業チェーンの協力を深め、共同でより競争力のある産業エコシステムを構築すべきだとの見解を示した。
双方はまた、半導体、AI、電気自動車などの分野での今後のサプライチェーン協力についても議論し、経済部が推進する戦略、「以大帯小(大企業が中小企業をリードする)」モデルを通じて、中小企業の国際市場参入を共同で進めることで合意した。
資料來源: 経済部
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