2025-11-11
台湾最大の旅行見本市、2025年「台北国際旅行博」(ITF2025)が7日から10日まで、台北南港第1展示ホール(台北市南港区)で開催された。外交部の林佳龍部長は10日、国際展示エリアを視察し、出展業者を激励するとともに、国民に対して国交樹立国への旅行を積極的にPRした。写真はセントクリストファー・ネービス連邦のブース。(外交部)
台湾最大の旅行見本市、2025年「台北国際旅行博」(ITF2025)が7日から10日まで台北南港第1展示ホール(台北市南港区)で開催された。今年は過去最多の123か国・地域から1,600以上のブースが出展。4日間で延べ36万5,000人以上が来場した。外交部の林佳龍部長は10日、国際展示エリアを視察し、出展業者を激励するとともに、国民に対して国交樹立国への旅行を積極的にPRした。
外交部の協力の下、今年のITFにはラテンアメリカやカリブ海地域に位置する国交樹立国であるベリーズ、グアテマラ、セントルシア、セントクリストファー・ネービス連邦、セントビンセント及びグレナディーン諸島、それにアフリカ南部のエスワティニ王国の合計6か国がブースを出して、それぞれの観光の魅力を宣伝した。
また、外交部の要請に応じて出展した台湾の旅行業者8社が、グアテマラ、ベリーズ、エスワティニ王国の観光情報を紹介。台湾とこれら友好国による持続可能な観光協力の成果をアピールした。林部長はこれらのブースを一つひとつ訪問し、出展者に謝意を伝えた。
台湾と国交樹立国との観光交流をさらに深めるため、外交部は中米経済貿易弁事処(CATO)や台湾観光協会(TVA)、中華民国旅行商業同業公会全国聯合会と連携し、「グアテマラ&ベリーズ観光視察事業」および「エスワティニ観光視察事業」を実施。合計21社の旅行業者が参加した。その後、台湾人のニーズに合った、なおかつこれらの国々をディープに楽しめる旅行商品が開発された。
その第一弾は今年12月に出発する予定だ。毎月催行することを目標に、マヤ文明の最大かつ最古の都市遺跡があるティカル国立公園(グアテマラ)、世界的なダイビングスポット「グレート・ブルーホール」(ベリーズ)、世界で2番目に大きい岩と呼ばれる「シベベロック」やフラネ王立国立公園(エスワティニ王国)など、特色ある観光地を含むパッケージ・ツアーを企画する。台湾の人々が国交樹立国の独特な自然景観や文化的魅力を体験できるようになっている。
外交部は、政府と業界の協力を通じ、国民が海外旅行を通して台湾の「民間外交」が持つソフトパワーを発揮することで、台湾が世界へ歩み出るとともに、世界に台湾を知ってもらうきっかけになることを期待している。
資料來源: 外交部