2021-06-02
米国のビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence、略称BERI)が発表した2021年1回目(5月)の「投資環境リスク評価レポート」によると、台湾の投資環境評定(Profit Opportunity Recommendation、POR)は世界4位(2020年3回目の同レポートは3位)となった。総合点は61ポイント(同62ポイント)で、評価の対象となった世界50か国・地域の中、スイス、ノルウェー、韓国に次ぐ順位だった。順位が高いほどリスクが低いことを意味している。
台湾の投資環境は今回の評定において、1Cレベルとされ、今後の台湾については2022年が世界4位(61ポイント)、2026年が世界3位(66ポイント)と予測された。これはアジアにおいて、韓国に次ぐ高評価。
BERIは毎年4月、8月、12月に、「投資環境リスク評価レポート」を発表している。同レポートでは、「事業運営リスク」、「政治リスク」、「為替リスク」の3大指標を対象として、グローバル企業の観点から、各国に投資する企業の収益性を評価し、投資環境の優劣が判断されている。
各指標の台湾の順位・評価は以下の通り。
・事業運営リスク
オーストラリアと並んで世界第3位(61ポイント)。1位の米国(65ポイント)、2位のスイス(63ポイント)に次いで世界トップ3にランクイン、アジアでは1位となった。
・政治リスク
世界21位(41ポイント)となり、アジアでは7位だった。
・為替リスク
前回の評価と同様、80ポイントで世界1位となった。
今回の為替リスク評価が引き続き世界1位となった台湾では、2020年の貿易黒字が前年比35.1%増の588億1,000万米ドルに上った。地域内の需要回復により、2021 年の貿易動向も好調で、今年1~2月までの貿易黒字は107億400万米ドルに達した。2020年に認可された海外直接投資(FDI)は、過去4番目に高かった。
Sources:Taiwan Today;2021年06月02日
資料來源: 経済部投資業務処
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