2021-08-10
桃園市(台湾北部)は2016年8月9日に日本の千葉県と友好交流協定を締結した。それから満5年を迎えた9日、桃園市の鄭文燦市長と千葉県の熊谷俊人知事がオンライン対談を行った。鄭文燦市長は熊谷俊人知事に対し、同じように国際空港を持ち、感染症対策の最前線にある自治体同士、疫学調査や新型コロナウイルス対策に関してさらに交流を深めることを提案した。
鄭文燦市長はこのオンライン会談で、「インド由来の新型コロナウイルス変異株であるデルタ株が全世界に広がる中、今後は国境の水際対策が感染症対策の重点となるだろう」と指摘。桃園市にある桃園国際空港と千葉県にある成田国際空港はいずれも新型コロナウイルス対策の最前線であることから、疫学調査や新型コロナウイルス対策に関してさらに交流を深めることを提案した。また、新型コロナウイルスの感染が落ち着いたら、かつてのように活発で多様な交流を再開したいと伝えた。
鄭文燦市長はまた、日本政府が台湾に対して新型コロナウイルスワクチン337万回分を無償提供してくれたことに感謝した。これに対して熊谷知事は、「台湾の政府と人々の情熱と感謝を十分に感じた」と伝えた。熊谷知事はまた、日本にとって台湾は感染症対策の模範であり、今後、感染症対策をめぐってさらに交流を深めていきたいと述べた。また、千葉県と桃園市が一日も早くかつてのような頻繁な交流を再開し、双方の空港の利用者がコロナ前の水準に戻ることを期待していると述べた。
このほか鄭文燦市長は、東京オリンピックの無事閉会を祝福した。熊谷知事は東京オリンピック男子あん馬では、桃園市出身の李智凱選手と千葉県船橋市出身の萱和磨選手が同じ舞台で戦い、それぞれ銀メダルと銅メダルを獲得したことを喜んだ。
熊谷知事は、今回の東京オリンピックではフェンシング、テコンドー、レスリング、サーフィンの4競技が千葉県内で行われたと説明。桃園市出身の蘇柏亜選手と黄鈺仁選手が幕張メッセで開催されたテコンドー競技に出場していたが、無観客試合なのでテレビの前で応援するしかなかったと残念そうに語った。
資料來源: 外交部
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