2021-10-25
国家発展委員会の龔明鑫主任委員(大臣に相当)を団長とする中東欧訪問団は20日夜に台湾を出発し、最初の訪問先であるスロバキアに到着した。訪問団は23日までに、電気自動車(EV)、航空宇宙、スマートシティ、中小企業のデジタル・トランスフォーメーション、観光、サイエンスパーク(工業団地)同士の協力など計7項目のMOU(覚書)をスロバキア側と締結した。この訪問団には、龔明鑫主任委員を筆頭に、科技部(日本の文科省に類似)の呉政忠部長(大臣)、経済部(日本の経産省に相当)の陳正祺政務次長(=副大臣)、財政部(日本の財務省に相当)の阮清華政務次長、それに各省庁の官僚、研究機関、同業者組合及び各産業の代表など計66名が参加している。
国家発展委員会が23日夜に発表したニュースリリースによると、龔明鑫主任委員はこの機に、スロバキア経済省のKarol Galek副大臣に台湾訪問を要請した。Karol Galek副大臣は今年12月に台湾を訪問し、第1回台湾スロバキア副大臣級経済・貿易会議を主催することを予定している。
訪問団一行はスロバキア滞在期間中、台湾とスロバキアの民間企業によるマッチング商談会も開催した。電気自動車、半導体、スマートシティなどの分野に焦点を絞ったもので、スロバキア企業約60社が参加し、対面式及びオンライン合わせて計160回の商談を行い、大きな反響を呼んだ。
国家発展委員会の龔明鑫主任委員と科技部の呉政忠部長はまた、訪問団を率いてスロバキア科学アカデミー(SAS)を訪問し、量子力学、航空宇宙科学、水素エネルギーなど、台湾とスロバキアが協力可能な科学技術やイノベーション研究について踏み込んだ交流を行った。双方が科学技術関連の分野でより緊密な協力関係を築き、台湾とヨーロッパの科学研究を結び付ける「かなめ」となるのが狙い。
龔明鑫主任委員、科技部の呉政忠部長、経済部の陳正祺政務次長、財政部の阮清華政務次長は今回、それぞれにスロバキアの関連省庁の高官と会談を行い、双方が関心を寄せる事項について意見を交換した。今回は経済部だけでなく、財政部の阮清華政務次長もスロバキアと税務や関税に関する協力の概況や、政府の財務政策、関連の財政措置などについて会談を行った。
一行は23日までにスロバキア訪問を終え、23日から26日までチェコを、26日から29日までリトアニアを訪問することになっている。
資料來源: 外交部
Juiker アプリ - 無料通話
一緒に Juiker しましょう