2021-12-27
日本台湾交流協会台北事務所(台湾における日本大使館に相当)が主催し、蔡英文総統が会長を務める社団法人の中華文化総会と、超高層ビル「台北101」が協力する「日台の心 クリスマス音楽会&マルシェ」が25日、台湾北部・台北市信義区の台北101ビルの水舞広場で行われた。日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表、外交部の呉釗燮部長(=外相)、台湾日本関係協会(台湾の対日本窓口機関)の邱義仁会長、中華文化総会の江春男副会長、台北101の張学舜董事長が開会式に出席し、蔡英文総統がビデオメッセージを寄せた。
日本台湾交流協会によると、このイベントは今年1月に始まった「日台友情」と題する一連のイベントの締めくくりであり、2022年に日本台湾交流協会が設立50周年を迎え、台湾と日本の友情が次の半世紀に向かって歩みだすための一里塚となるもの。
蔡総統は開会式に寄せたビデオメッセージで、「台湾と日本は緊密な関係にある隣国同士だ。これまでも支え合って数々の困難を乗り越えてきた。これからも台湾と日本は手を携えて助け合っていくと信じている」などと述べた。
泉裕泰代表(日本大使に相当)は、「今年台湾と日本の往来はコロナ禍によって阻まれたが、少しも揺るぐことなく、友情を温め続けてきた。2021年は台日だけでなく、世界にとっても『台湾イヤー』だったと言える。今年は全世界が自由、民主主義の台湾をいままで以上に支持し、台湾が築き上げてきた成果を高く評価した」と述べた。
開会式には現在、台南市美術館(台湾南部・台南市)で個展を開催中の日本の芸術家・奈良美智さんからもビデオメッセージが寄せられた。奈良さんは今年、台北・高雄・台南の3か所で個展を行った。奈良さんは「台湾は自分が一番多く訪れた国。これからも何回も何回も訪れると思う。いつかまた一緒に、もっといろんな街でいろんなことができたらいい」と今後に期待を寄せた。
なお、このクリスマス音楽会に出演したロックバンド「滅火器(ファイヤーイーエックス)」にはこの日、令和3年度外務大臣表彰状が手渡された。「滅火器」は台湾の音楽家(グループ)で初めての外務大臣表彰受賞者となった。東日本大震災以降、東北の被災地に関心を寄せ続け、音楽を通して台日友好親善に大きく貢献したことが評価された。
資料來源: 外交部
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