2022-05-10
財政部(日本の財務省に相当)が9日、今年4月の輸出額は前年同月比18.8%増の414億6,000万米ドルで、22カ月連続で前年同月比プラスを記録したと発表した。財政部の関係者によれば、世界経済が逆風にさらされる中、台湾の4月の輸出はサプライチェーン問題の改善、ならびに受注から遅れていた出荷が進んでいることなど三つのプラス要因によって、単月では過去3番目の輸出額を記録した。
今後の見通しについて財政部は、5月の輸出額は引き続き400万米ドルを超え、419億米ドルから434億米ドルの間に落ち着くと予想。前年同月比では12%から16%のプラスとなる。
財政部が9日に発表した今年4月の輸出入統計(税関ベース・速報値)によれば、4月の輸出額は414億6,000万米ドルで前年同月比18.8%増。前年同月比プラスは過去2番目に長い22カ月連続を記録。輸入額は365億5,000万米ドルで、単月では過去2番目に多くなった。前年同月比では26.7%のプラスだった。今年1月から4月までの輸出額は1,624億米ドルで、前年同期比22.3%のプラスだった。
財政部統計処の蔡美娜処長は輸出概況を分析、今年2月末以降、世界の地政学的リスクの高まりと中国での新型コロナ感染状況の悪化が世界経済に影響を及ぼしているが、幸い台湾における4月の輸出は、科学的イノベーションとデジタルトランスフォーメーションの流れ、サプライチェーンの改善と受注から遅れていた出荷の進展、原材料価格の上昇に伴う製品価格の上昇という三つの大きなプラス要因に支えられて引き続き活発だったと指摘した。
今後の見通しについて蔡処長は、5月は営業日数が多いこと、そして季節性の動きに基づけば5月の輸出額が400億米ドルを超えるのは固く、419億米ドルから434億米ドルの間に落ち着くのではないかと予想。前年同月と比べた増加率も二桁を維持、12%から16%のプラスとなり、5月としては過去最高、単月でも過去2番目に多くなるのではと期待した。
資料來源: 外交部
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