2022-07-12
外交部(日本の外務省に相当)の呉釗燮部長(大臣)が8日、パラグアイ共和国の新任大使より信任状の副本を受け取った。以下、外交部が8日に発表したプレスリリースの内容要約。
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パラグアイ共和国の新任駐中華民国(台湾)特命全権大使、Carlos José Fleitas Rodríguez氏が8日、呉釗燮外交部長を表敬訪問し、信任状の副本を手渡した。呉外交部長は同大使の着任を歓迎すると共に、共に努力して両国の友好的な関係を引き続き深められるよう期待した。
呉外交部長は、台湾とパラグアイ両国の外交関係は長く、ますます深まっており、国交樹立から65年の間に行われた各分野での協力は豊かな成果を挙げていると評価した。呉外交部長は、「我が国はパラグアイとの外交関係を非常に重視し大切にしているほか、マリオ・アブド・ベニテス(Mario Benítez Abdo)大統領率いる政府の台湾、ならびに台湾の国際組織参与に対する揺るぎない支持に大いに感謝している」と述べた。
呉外交部長とCarlos José Fleitas Rodríguez大使は、教育及び経済貿易・投資などの面での協力強化について幅広く意見交換。呉外交部長は同大使が外交部と緊密に連絡を取り、台湾と手を取り合って両国の政府と人々の交流ならびに協力を促進することを歓迎した。
Carlos José Fleitas Rodríguez大使は同国のマリオ・アブド・ベニテス大統領とフリオ・セサル・アリオラ・ラミレス(Julio César Arriola Ramírez)外務大臣に代わって、我が国が長年パラグアイの様々な発展に協力していることに心から感謝すると共に、台湾が様々な国際組織への参与を目指していることへの揺るぎない支持を表明した。
Carlos José Fleitas Rodríguez大使はまた、台湾とパラグアイの民主化の歩みは似通っており、自由・民主・正義といった理念を共有していることが両国の外交関係維持の基礎であると指摘。同大使は台湾に派遣されるのが二度目であることから、「台湾に特別な感情がある」とし、今後両国政府と人民の協力と交流の強化に力を入れ、両国の友好的な外交関係を深めていく考えを示した。
Carlos José Fleitas Rodríguez大使は傑出した職業外交官で、これまでにブラジル、アルゼンチン、メキシコ、キューバに駐在。2010年から2013年まではパラグアイの駐中華民国公使と臨時代理大使を務めた。また、我が国の奨学金を受けた学生でもあり、リモート学習を通じて淡江大学(台湾北部・新北市)亜洲研究所で修士号を取得している。台湾との縁が深いほか、ラテンアメリカ及びアジアの地域情勢に精通している。
資料來源: 外交部