2022-07-06
欧州議会が欧州連合(EU)と台湾との貿易・投資面での対話を促す報告を可決したことに対し、中華民国外交部(日本の外務省に相当)が5日のプレスリリースで歓迎の意を表明した。以下、その内容要約。
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欧州議会は5日の本会議で、「欧州連合(EU)のインド太平洋戦略における貿易と投資」と題する報告(Report on the Indo-Pacific strategy in the area of trade and investment)を、賛成458票、反対51票、棄権124票の圧倒的多数で可決した。
同報告は台湾とEUが半導体産業を含むグリーンテクノロジーとデジタル経済での協力について体系的な対話を進め、互いに有利な了解協力覚書の締結を促すもの。報告ではまた、欧州委員会は台湾との二者間投資協定(BIA)を結んだ場合の影響評価やパブリックコメント、カテゴリーの定義など交渉の事前作業に取り掛かるべきだと重ねて主張。さらに欧州委員会に対し、サプライチェーンの強靭性に関する台湾との協力強化を検討すること、そして世界の公衆衛生の危機や医療用品の貿易面で台湾との連携を強化することを呼びかけた。
欧州議会は今年、「香港における基本的自由の侵害に関する緊急決議案(Joint motion for a resolution on violations of fundamental freedoms in Hong Kong)」、「共通外交安全保障政策(Common Foreign and Security Policy, CFSP)」ならびに「共通安全保障防衛政策(Common Security and Defence Policy, CSDP)」の年度執行報告、「偽情報を含む、EUのすべての民主的プロセスへの外国の干渉(foreign interference in all democratic processes in the EU, including disinformation)に対する政策提言報告」、「欧州連合(EU)とインド太平洋地域の安全と挑戦報告」という台湾に友好的な報告を次々と可決。こうした報告の可決は今年に入って今回で6度目となる。
欧州議会が引き続き具体的な行動を以って、民主的なパートナーである台湾への支持を示していること、ならびにカギとなる戦略的な産業のため台湾が貢献出来ることを評価、重視していることに対し、外交部は高度な歓迎と心からの感謝の意を表明する。
資料來源: 外交部
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