2022-10-13
アメリカでは初開催となる台湾製品の展示イベント「台湾エキスポ(Taiwan Expo)」が12日、米ワシントンでスタートした。14日まで開催される。経済部国際貿易局の委託を受け、台湾の貿易振興機関である中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)が実施する。今回は台湾製品の展示だけでなく、スマートモビリティやメディカルイノベーションに関するフォーラムも開催する。また、台湾企業による訪問団が、EV(電動車)やバイオヘルス産業に関して現地の企業と交流を深める。台湾と米国の産業間協力や交流促進につながると期待されている。
訪問団を率いて米国を訪れている経済部の王美花部長(経済相)は、このイベントによって「台湾が信頼に足る、必要不可欠のパートナーである」というイメージを米国側に与えたいと期待を寄せる。王美花部長は開会式の祝辞で、「台湾の最も素晴らしいイメージを米ワシントンでアピールしたい。台湾のイノベーション、医療及び経済方面での実力を示し、米国の各方面の関係者に台湾の質の高い製品、文化、美しい風景を知ってもらい、規制緩和後には台湾へ遊びに来てもらい、ぜひ台湾を自ら体験して欲しい」と呼び掛けた。
台北駐米国経済文化代表処の蕭美琴代表(駐米大使に相当)は、「駐米代表の職責の一つは台米関係を深化させることだ。今回のイベントを通して、さまざまな産業・分野の人々と意見を交わし、文化・観光・ビジネス・投資など各分野での交流を深めてもらいたい」と述べた。
TAITRAの黄志芳董事長は、「米国はチャンスにあふれた場所。このイベントでは台湾が持つテクノロジーやイノベーションの優位性と、米国企業を結び付けることを目的としている。米国の人々に、台湾の医療、飲食、旅行などのイノベーティブな進展を理解して欲しい。我々はこれからも引き続き、台湾企業と米国がより緊密なパートナー関係を構築できるようサポートしていきたい」と意気込みを見せた。
この「台湾エキスポ」では、EV、5G、スマートシティ、医療・保健、メタバース、スポーツ、レクリエーションなどの主要産業で台湾が持つ質の高い技術をアピールする。それと同時に、デジタルテクノロジーを駆使して台湾の民間信仰の廟会(=縁日)、歴史・文化、芸術などの特色を再現。米国のバイヤーに台湾のタピオカミルクティなどを振舞い、さまざまな方面から麗しの島・台湾の魅力を感じてもらう。
「台湾エキスポinアメリカ」の公式サイトはこちら:
https://www.taiwanexpousa.com/zh-tw/index.html
Sources:Taiwan Today;2022年10月13日
資料來源: 経済部