2023-02-22
台湾企業の中東欧市場における展開、ならびに対リトアニア投資の商機把握を支援するため、経済部(日本の経済産業省に相当)投資業務処が21日午前、リトアニア貿易代表処と共同でリトアニアへの投資説明会を開催した。同説明会にはリトアニア経済革新省のカロリス・ジェマイティス副大臣がリトアニア産業連盟(LPK)とリトアニアエンジニアリング産業協会(LINPRA)の企業訪問団を率いて自ら出席、会場に集まった約100人の関係者と活発に交流した。
ジェイマイティス副大臣は、企業による訪問団を率いて再び台湾を訪れることが出来たことを喜ぶと共に、今回の訪問団が同国の台湾に対する訪問団として過去最大規模であることを指摘、メンバーは30人以上、それぞれ製造業、エンジニアリング業、レーザー技術など多様な産業の関係者だと説明した。ジェイマイティス副大臣は、台湾とリトアニアは同じ自由民主の価値を持つ仲間だと強調、「過去2年間、双方は有望な協力分野を模索してきたが今年は関係をより深める年になるので、リトアニアはこれからも大規模な訪問団をより多く台湾に派遣する」と述べて期待を示した。
リトアニア産業連盟のVidmantas Janulevicius会長はあいさつの中で、同連盟はリトアニア最大の企業協会であり加盟している中大型企業は4,000社を超え、リトアニアの輸出額の87%ならびにGDP(国内総生産)の47%に貢献していると紹介、今回の訪台が双方の企業のより緊密な協力と交流を促進するよう期待した。
リトアニア貿易代表処のPaulius Lukauskas駐台代表は席上、リトアニアへの投資がもたらす利益、重点的な投資が求められる産業のビジネスチャンス、ならびに関連の投資サポートについて台湾の企業関係者に詳しく説明した。また、国家発展委員会(日本の省レベル)による投資会社、台杉投資管理顧問股份有限公司(Taiwania Capital)のマネージングパートナー、楊明超氏と中国輸出入銀行の戴燈山総経理(=社長)がそれぞれ「中東欧投資基金」と「中東欧融資基金」について説明、台湾の企業が政府のリソースを利用して中東欧市場への投資を積極的に検討するよう呼びかけた。
資料來源: 経済部投資業務処