2023-09-13
インド台北協会のManharsinh L. Yadav新会長(左から2人目)とAparna Ganesan副会長(左)の表敬訪問を受けた陳建仁行政院長(中央)と外交部の田中光政務次長(右)。双方ともさらなる両国関係の深化への期待を示した。(行政院ニュースサイトより)
行政院の陳建仁院長(首相)は12日、外交部(日本の外務省に相当)の田中光政務次長(副大臣)と共に、新たに就任したインド台北協会(台湾におけるインド大使館に相当)のManharsinh L. Yadav会長(大使に相当)とAparna Ganesan副会長の表敬訪問を受けた。以下は、陳建仁院長のあいさつ要旨。
Manharsinh L. Yadav会長は、スイス・ジュネーブ、ベルギー・ブリュッセル、米国・ワシントンに駐在していたほか、インド政府において重要な役職を歴任し、外交、経済貿易、国防、科学技術など様々な分野を担当してきた。今回の会長就任は、インドが台湾との緊密なパートナーシップの発展を重視していることの表れで、引き続き両国関係が深化していくと信じている。
インドは2022年、世界で5番目の経済大国となり、今年、人口が世界最多に達したとみられる。その巨大な市場、人口大国、潜在的なビジネスチャンスによって、インドは世界の企業から主要な投資国の一つとして注目されている。台湾とインドの経済・貿易構造は、高度な相互補完関係にあることから、政府は今後も科学技術に関する大手メーカーや中小企業によるインドへの投資や工場設立を奨励する。台湾は、さらなる二国間関係の強化に努め、インドのナレンドラ・モディ首相が推進する「デジタル・インディア」や「メイク・イン・インディア」政策に足並みをそろえる。
台湾には現在、3,000人余りのインド人留学生がおり、インドには27の台湾教育センターが設立されている。二国間の人的交流は、両国の友好関係のさらなる緊密化において一翼を担うと思われる。
台湾とインドは近年、相互信頼と共通の価値観に基づいて健全で安定したパートナーシップを発展させている。双方は経済貿易、教育、文化、サプライチェーンなどの分野で緊密に交流し、両国関係は長足の進歩を遂げた。二国間の貿易総額は、2022年に過去最高の84億米ドルに達し、駐ムンバイ台北経済文化弁事処が開設されれば、台湾とインド西部地域のビジネス観光や交流の促進強化につながると考えられる。
一方Manharsinh L. Yadav会長は、「台湾とインドは相互補完の関係を構築している。例えば、インドには巨大な市場があり、台湾は製造業で大きな強みを持つこと、インドはソフトウエア産業のリーダーで、台湾はハードウエアの分野に強いこと、インドはサプライチェーンのさらなる多様化を望んでおり、台湾はより多くの投資先を見つけられるよう望んでいることなどが挙げられ、両国関係は強固なつながりを持っている。また、インドと台湾は、移民政策や漢方薬などを対象とした覚書の締結に向けて交渉を進めている。両国は非常に良い方向に向かって進んでおり、双方の関係がさらに深化するよう期待している」と述べた。
Sources:Taiwan Today;2023年09月13日
資料來源: 行政院
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