2023-11-10
経済部国際貿易署が主催し、その外郭団体である中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)が実施する「台湾エキスポ」が9日より、東京都新宿区の新宿住友ビル三角広場で始まった。11日まで開催される。多様な展示を通して、日本人の台湾製品に対する「好感度」を高めるのが狙いだ。訪問団を率いて日本を訪れた経済部の王美花部長(=経済相)は開会式で、「台湾と日本の産業間には、安全で信頼に足るサプライチェーン体系が構築されている。このイベントを通して台日連携の領域がより広がり、そして両国の真の友情が継続されることを期待している」などと述べた。
王美花部長はまた、「台日の産業連携は半世紀以上の歴史を持つが、当初は日本企業が台湾に支社・子会社を設立し、日本側が資本、設備、技術を提供し、台湾側が代理生産、輸出を担当するというスタイルだった。例えば紡織、食品、家電、自動車部品などでこうしたスタイルがよく見られた。しかし、台湾産業の構造転換でハイテク産業が発展すると、政府は企業が研究・開発への投資を行うことを奨励した。その結果、半導体、5G、AIoT(モノのAI化)の応用、カーエレクトロニクスなど強みを持つ産業が生まれ、日本の産業とは戦略パートナーとなった。これから台湾の産業は、日本が推進するスマートシティ関連の産業と協力し、低炭素でサステナブルな生活を実現し、台湾と日本の産業連携に新たな局面を切り開くことになるだろう」と述べた。
また、TAITRAの黄志芳董事長は、「野球は台湾人と日本人が共通して好きなスポーツだが、これは両国民が団結・協力を追い求め、決して諦めない精神を持つことを意味している。この台湾エキスポは、台湾企業がDX(デジタル・トランスフォーメーション)やGX(グリーン・トランスフォーメーション)技術をどのように活用しているかを展示している。両国の産業が手を取り合い、勝利のホームランを打てるよう願っている」と語った。
「台湾エキスポ」に関する詳細は以下の公式サイトを参照のこと。
https://taiwanexpojapan.com/zh-tw/index.html
Sources:Taiwan Today;2023年11月10日
資料來源: 経済部産業発展署