2023-11-02
台湾に来て就職したり、台湾に残って働く外国籍の人材を全面的にサポートする「International Talent Taiwan(国際人材服務及延攬中心)」が1日にオープンした。写真はスピーチする蔡英文総統。(総統府サイトより)
国家発展委員会(日本の省レベル)が1日、「International Talent Taiwan(国際人材服務及延攬中心)」の供用を開始する記者会見を開いた。記者会見では蔡英文総統、陳建仁行政院長(=首相)、国家発展委員会の龔明鑫主任委員(閣僚クラス)が従来の「就業金卡弁公室」(就業ゴールドカードオフィス)を「国際人材服務及延攬中心」に拡大することを共同で宣言した。今後は台湾で暮らす全ての外国籍専門人材とその家族にワンストップ化されたサービスを提供する。専従スタッフのいる実体ある施設、電話やオンラインでの相談サービスのほか、将来的には国家レベルのポータルサイトを設け、台湾に来て就職したり、台湾に残って働く外国籍の人材を全面的にサポートしていくという。「就業ゴールドカード」は台湾の各分野が必要とする特定の外国籍専門人員を対象に発行するもの。
蔡総統は、「『Talent Taiwan』のオープンは台湾が両手を広げて世界各地の人たちが台湾で働き、投資をし、生活するのを歓迎することの象徴だ。同『Talent Taiwan』を通じてサービス機能を強化する。サービスの対象は従来の『就業ゴールドカード』所持者6,000人あまりに外国籍人材5.6万人と1万人以上の家族らが加わる。今後外国籍の人材が台湾にやって来た場合、申請の手続き、その後の就業生活、子女の就学のいずれについてもワンストップ化されたサービスで、外国人が関連の問題を処理するのをより効率的にサポートしていく」と述べた。
この日の記者会見には動画投稿サイト、YouTubeの共同創業者の陳士駿氏、財団法人台湾亜洲交流基金会(TAEF)の客員研究者でインド国籍のSana Hasmi氏、20年を超えるスタートアップ及び企業での経験を持つウクライナ系の米国人、Alex Khomenko氏ら「就業ゴールドカード」を持つ人たちも出席し、政府による外国籍人材呼び込み政策の重要なマイルストーンに立ち会った。
資料來源: 外交部