2024-01-11
国家科学及技術委員会(旧科技部)が運営するテック系スタートアップの支援拠点「Taiwan Tech Arena(略称TTA)」が今年も、米ラスベガスで開催中のハイテク技術見本市「CES 2024」にパビリオンを設置した。国家科学及技術委員会新竹科学園区管理局の王永壮局長が台湾のテック系スタートアップ96社を引き連れ、「CES 2024」で台湾のテック系スタートアップが強みを持つ技術を展示している。
TTAパビリオンの開幕式は米西部時間9日午前11時30分から行われ、台湾から数位発展部、経済部、台北市などの関係者が出席したほか、「CES 2024」を運営するCTA(Consumer Technology Association)CEOのゲーリー・シャピロ氏、米インディアナ経済開発公社(IEDC)のVincent Ash氏、日本のJETROイノベーション課の樽谷範哉課長、ルクセンブルク「House of Startups」CEOのPhilippe Linster氏、ドバイ世界貿易センター(DWTC)のAyman Hassan氏など、世界のスタートアップ・エコシステムを代表するゲストが訪れた。
国家科学及技術委員会新竹科学園区管理局の王永壮局長によると、台湾は2018年以降、TTA名義で台湾のスタートアップを取りまとめてCESに参加してきた。この7年間、一度も欠かさず参加しており、参加するスタートアップも最初の年は32社だったが、今年はその3倍に相当する96社に増えた。そのうち61社は初出展であり、台湾のスタートアップ・エコシステムの動きが活発なことが伺える。
台湾の政府は今年から2033年までの10年間で3000億台湾元(約1兆4000億日本円)を投じて半導体産業を強化するプロジェクト「晶創台湾方案」をスタートさせる。これに合わせて今年のTTAパビリオンも半導体関連関連を重視。パビリオン内部を(1)AI及びロボット、(2)デジタルヘルス、(3)スマートホーム、(4)スマートシティ&サステナビリティ、(5)スポーツ・テック、(6)モビリティテック&最先端モビリティの6つのエリアに分け、台湾のテック系スタートアップがこれらの分野で持つ最先端技術やソリューションを世界の投資家に向けてアピールしている。
また、今年のTTAパビリオンのメインステージでは「TTAデモショー」を5回にわたって開催。韓国、日本、オランダ、ルクセンブルク、フランスなどのスタートアップ関係者を招き、台湾のスタートアップチームと協力して新商品の特色や技術などをアピールするイベントで、世界の投資家や企業関係者に広く参加を呼び掛けている。
Sources:Taiwan Today;2024年01月11日
資料來源: 国家科学及技術委員会