2024-06-12
最大級の対米投資誘致活動である「セレクトUSA」におけるコンテストで台湾のスタートアップ企業9社がノミネートされた。2位のイスラエルを3社上回っている。写真は11日に行われた壮行記者会見の様子。(経済部サイトより)
経済部(日本の経済産業省に相当)が11日、米国の対台湾窓口機関・米国在台協会(AIT)と共に経済部大礼堂(大講堂)で、今年の「Select USA」(セレクトUSA)に向けた台湾のスタートアップ企業代表団の壮行記者会見を開催した。「Select USA」は米国最大規模の対米投資誘致イベント。毎年、重要な産業分野におけるスタートアップ企業のコンテストを行っており、賞を受けた企業は国際レベルの投資と国際ビジネスの機会を得ることが出来る。
今年は6月23日から26日まで、経済部中小及新創企業署(中小及びスタートアップ企業署)の呉佳穎副署長が団長を務めてスタートアップ企業19社が渡米、「Select USA Tech program」の「Health Tech」、「ICT/Software」、「Clean Tech」、「Open Tech」の四大分野で受賞を狙う。渡米前ながら、すでに台湾からは9社のスタートアップ企業が最終審査に残っていることが伝えられている。国別では最多で、台湾に続くのはイスラエルの6社だという。
台湾のスタートアップ企業による国際市場開拓を奨励するため、経済部は2022年からAITと協力、台湾のスタートアップ企業と共に渡米して「Select USA」活動に参加している。過去2年で合計36社をコンテストに参加させ、そのうち4社が上位3位に入る好成績を収めた。またスタートアップ企業20社で18億台湾元(約86億日本円)にのぼる国際的な投資を得ることに成功。現在すでに7社が米国で会社を設立している。今年でAITとの協力は3年目、経済部は政府の支援により、さらに多くのスタートアップ企業の米国進出につなげたい考えだ。
「Select USA Tech」公式ウェブサイトではノミネートされたスタートアップ企業80社のリストが公開されている。台湾からは9社が選ばれており、2位のイスラエルを3社上回っている。経済部中小及びスタートアップ企業署と経済部産業技術司(=局)はノミネートされた9社のほか、政府が指導する優れたスタートアップ企業10社も渡米させ、ビジネスチャンスを探らせることにしている。
資料來源: 経済部中小及びスタートアップ企業署
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