2015-03-20
3月19日、毛治国・行政院長は行政院会(閣議)において、「桃園国際空港のサービスの質向上および施設改善の推進状況」について報告を受けた後、「桃園国際空港の旅客サービスの質が国際的に何度も高い評価を得ていることは、誇りである」と述べた。その上で、「現在、同空港の利用客数は引き続き増加している。そのため、各空港ビルの改修工事、滑走路の延伸工事、第3空港ビルの建設推進計画はきわめて大きな事業であり、前倒ししてでもできるだけ速やかに完成させ、桃園エアロトロポリス(桃園航空城)の真のインテリジェント化を実現したい。中央と地元自治体がビジョン実現のために共に努力し、国民の誇りを桃園空港から桃園エアロトロポリスへと拡大するようにしていきたい」との考えを示した。
同空港の利用客数が引き続き増加していることを踏まえ、毛・行政院長は「多くの面で、制度の転換に直面している。例えば、保安検査の人力は保全人員(セキュリティ・サービス)が協力するなどの問題は、法律の改正に関わってくる。また、外国人旅行客への営業税払い戻しの問題なども、より一層現代的および世界とリンクする方式へと改善していくよう考慮しなければならない。また、桃園空港鉄道(台北駅から三重、新荘、林口、桃園空港を経由して、台湾新幹線の桃園駅、中壢・環北までを結ぶ)についても、中央と桃園市政府の協力の下、2015年末までに開通できるようにしたい」と述べた。
交通部は今後も引き続き空港サービスの質の向上を図るため、桃園空港第1空港ビルは駐車場、バス発着所などの改善を行うと共に、航空会社のチェックインカウンター、旅行客サービスカウンターなども新設する予定だ。第2空港ビルは、保安検査のロビーを拡大し、保安検査ライン5本を新設する。出入国審査の自動通関システム(E-Gate)も8基増設し、合計21基とする。現在E-Gateシステムの使用率は42%に達している。また、到着手荷物受取サービスのキャパシティを1時間当たり440件へと拡充していく。旅行客輸送量のニーズに合わせるため、空港ビルの床面積を2万778平方メートル増やし、今後毎年500万人分のサービスのキャパシティを増やしていくことにする。空港第3ビルの建設推進計画については、2015年3月6日に行政院がこれを認可しており、2020年の年末に完成予定である。
資料來源: 行政院新聞傳播處