2017-07-07
日本の研磨パッドメーカー大手「富士紡ホールディングス」傘下の台湾子会社「台湾富士紡精密材料股份有限公司」が、7月4日午前、南部科学工業園区台南園区にて新工場の起工式を挙行した。同社は台湾に半導体および光電子工学産業用研磨パッド材の生産拠点を設立、総投資金額はおよそ新台湾ドル5億元(登録資本金3億元と新機器設備購入設置費用を含む)に上ると見込まれる。
富士紡ホールディングスは1896年に設立された企業で、研磨材(パッド)や化学薬品などをコア事業としている。台湾での投資は研磨関連の化学材料を主をしており、同製品は半導体や液晶画面などに応用されている。この度南科台南園区に設立される研磨パッドの研究開発およびカスタマイズ生産拠点は、台湾の半導体およびパネル産業の競争力向上に役立つと期待されている。
経済部投資誘致総合サービスセンターは科技部南部化学工業園区管理局・台南市政府・経済部工業局と連携し共同で投資誘致を行っており、国内技術者の給与・主要原材料の税規則・電気工学系エンジニアなど、投資に必要な各項の情報を提供するほか、工場設置に適した物件探し、工場建設用地や建築許可申請などに関する問題の解決など、メーカーのニーズに応じた積極的なサポートを実施している。今回、南部科学工業園区台南園区での工場建設がいよいよ着工の運びとなり、間もなくTSMC(台積電)、UMC(聯華電子)などといった半導体大手メーカーへ研磨パッドカスタマイズ生産関連サービスが提供されるようになり、それと同時に産業競争力の強化や産業人材のレベル向上といった効果がもたらされると期待されている。
良好なビジネス・投資環境を構築するため、行政院は2016年10月に経済部投資業務処と投資誘致総合サービスセンターを単一窓口に任命した。「専門プロジェクト・専門人員・専門担当・オールカスタマイズ」のサービスシステムと、24時間以内に回答するという、オンラインと実体を統合したシステムを通じて、メーカーの投資の全工程をサポートし、投資プロジェクト実現のスピード化を助ける。国内外の投資家の皆様の投資に関するご質問・ご相談は、経済部投資誘致総合サービスセンターまでお気軽にどうぞ。
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資料來源: 経済部投資業務処