2018-08-24
米国のビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence、略称BERI)は毎年4月、8月、12月に「投資環境リスク評価レポート」を発表している。これはグローバル企業の観点から「事業運営リスク」、「政治リスク」、「為替リスク」の3大指標を用い、企業が各国で投資を行った場合のリターンを予想することで、各国の投資環境の優劣を判断しようとするもの。
経済部(日本の経産省に相当)投資業務処が23日に発表したプレスリリースによると、中華民国(台湾)の総合点は68ポイントだった。総合点は前回と横ばいだったものの、評価対象となった50カ国の中では3位で、前回を1ランク上回った。順位が上位であればあるほどリスクが少ないことを示す。1位はスイス、2位はシンガポールだった。
台湾の投資環境リスクは1Bレベルと評定され、BERIは投資家に向けて台湾への長期投資を提言。2019年と2023年の総合点予測値はそれぞれ68ポイントと69ポイント。その時の世界ランキングは前回予想の5位と6位から4位へと上昇している。
台湾の「事業運営リスク」は世界で6位、アジアではトップ。「為替リスク」は世界1位で、低リスクであるとの評価を得た。「事業運営リスク」の細目15項目のうち、「マネーサプライとインフレ」、「行政効率」、「労働コストと生産力の比率」、「国際収支のバランス」、「専門的なサービス及び契約」、「輸送と情報通信」、「経済成長率」の7項目はいずれも世界5位以内。「外資系企業に対する態度」、「国際化と通貨交換」でも上位10位入りしている。
「為替リスク」も「安定」をキープ。安定した第一次所得収支の利益が経常収支の黒字を拡大させると予想している。BERIはさらに、「為替リスク」の指標で台湾は2019年と2023年にも世界トップの可能性があると指摘している。
台湾は「政治リスク」指標が世界13位、アジア6位とやや劣っている。しかしBERIは、台湾の政治リスクは引き続き安定して推移するとし、2019年は13位、2023年は14位を維持すると予想した。
投資業務処広報担当者:陳秀全 副処長
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電子メール:alexchen@moea.gov.tw
業務担当者:李鴻良 科長
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Sources:Taiwan Today;2018年08月24日
資料來源: 経済部投資業務処
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