2023-12-01
スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD)は11月30日に2023年「世界デジタル競争力ランキング」を発表した。台湾の総合順位は64か国・地域で9位となり、前年の11位から2つ順位を上げた。(数位発展部)
スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD)が11月30日に発表した2023年「世界デジタル競争力ランキング」で、台湾の総合順位は64の国・地域の中で9位となり、前年の11位から2つ順位を上げた。今回の調査では評定項目のうち5つの細目が世界1位となった。
IMDの「世界デジタル競争力ランキング」は3大主要ファクター、9つのサブファクター、52の細目で、各国のデジタルトランスフォーメーションに対する適応、探究、運用の力と整備の度合いを評価する。3大主要ファクターとは「知識(Knowledge)」、「テクノロジー(Technology)」、「将来への備え(Future readiness)」。
3大主要ファクターのうち「知識」はその国の新たな技術に対する学習能力が反映されるもので台湾は世界18位(前年と同じ)、「テクノロジー」は主にその国のデジタル分野での新技術開発能力が評価されるもので台湾は世界3位(同6位)、「将来への備え」はデジタルトランスフォーメーションの程度が反映されるもので台湾は世界7位(同8位)だった。
52の細則のうち7つの細則で台湾は世界3位内に入り、そのうち5つの細目で世界1位と評価された。5つの細目とは「人口1,000人当たりのR&D人員の比重」、「IT&メディア関連企業の時価総額のGDPに対する割合」、「4G及び5Gモバイルブロードバンド利用者の比重」、「変化に対する会社の機敏性」、「ビッグデータの応用と分析」。
数位発展部(=デジタル省に相当)によると、政府はデジタル発展における台湾の優位性と課題を知るためにこの報告を活用し、今後もデジタル経済の発展や情報セキュリティの促進に力を注ぐ。また、官民一体となってデジタル・トランスフォーメーションを促進し、全体的なデジタル・レジリエンスを強化していく考え。
資料來源: 外交部