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2024-08-30
再生医療法における6つの大きな変化を一度に見ましょう
6月4日、立法院(国会、台湾は一院制)は患者の権利と利益の保護をさらに保障し、また台湾バイオメディカル産業の発展を助長するために、10年近く争議の的になっていた「再生医療法(再生醫療法)」と「再生医療製剤条例(再生醫療製劑條例)」を第3読会で可決しました。 安侯法律事務所の蘇嘉瑞・上級弁護士は、この一連の再生医療特別法は「ゲームのルール」を列挙し、執行範囲と
2021-03-24
経済部工業局、「智慧都市展」に設置のパビリオンで企業の海外進出支援
都市と IoT をテーマにした見本市「智慧都市展(スマートシティ・サミット&エキスポ)」が23日から26日まで南港展示ホール(台湾北部・台北市南港区)で開催されている。経済部(=日本の経済産業省に相当)工業局はこの見本市に「智慧城郷主題館」と名付けたパビリオンを設置している。ヘルスケア、ガバナンス/セキュリティ、観光/小売、農業、教育、交通、5G(第5世代移
2019-07-03
行政院がAIチップ開発加速のため産学研協力団を組織
世界中で人工知能(AI)分野の商機獲得が争われる中、AIチップの開発が重要視されている。AIチップは、今後開発されるAIを導入した機器の鍵となる要素で、特に台湾の半導体産業が各業界から見込まれていることから、この商機が台湾にとって次世代の新たなチャンスとなることが期待される。このため、 行政院科技会報(BOARD OF SCIENCE AND TECHNOL
2019-06-14
4カ年計画「台湾5Gアクションプラン」に204億台湾元投入へ
行政院科技会報(BOARD OF SCIENCE AND TECHNOLOGY)オフィスは13日、行政院院会(=閣議)で4カ年計画「台湾5Gアクションプラン」について報告した。これは5G(第5世代移動通信システム)の発展に、2019年から2022年までの4年間で204億台湾元(約700億日本円)余りを投入するというもの。「台湾5Gアクションプラン」に基づいて
2019-06-13
国立交通大学、自動運転システムへのAIの応用研究の成果を発表
AI(人工知能)時代の到来に伴い、自動運転システムはAIにとって重要な応用分野となっている。2025年には自動運転システム関連の生産高が、全世界で420億米ドルに達すると予想されている。こうした中、科技部(日本の文部科学省に類似)は12日、自動運転システムにAIを組み込むe-AI(embedded-AI)についての8年間にわたる研究成果を発表する記者会見を行
長所
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台湾は強いエンドユーザーと部品
サプライチェーンを有する -
迅速な製造、テスト、出荷が可能な
プラットフォームを有する -
整ったインフラ台湾の平均ICTサービスと
インターネット普及率は80%を超えており
、国際的なメーカーに完全な
インフラストラクチャ環境を提供 -
健全なスタートアップ基地を提供
政策の焦点—アジア・シリコンバレー推進プロジェクト2.0
- AIoT技術応用の拡大:AIoTキーテクノロジーの研究開発を加速し、5Gオープンネットワークアプリケーションの国産化を推進するとともに、5G、AI等のデジタル技術の応用や連合学習により、スマート交通、スマート商業等の新しいサービスを開発し、スマートシティの発展を実現します。
- イノベーション発展環境の高度化:投資を拡大します(創業天使投資の100億元、青年起業貸付金600億元等)。海外の専門人材を引き寄せ、産業との交流・提携を促進します。沙崙、亜湾スタートアップ・テラスを企画し、スタートアップ企業と世界の資源の連結に協力します。国のスタートアップブランド「Startup Island TAIWAN」を形成し、スタートアップのベンチマーク企業のNext Bigと共同で世界にアピールします。スタートアップ情報プラットフォームを構築し、台湾のスタートアップエコシステムの状況を見通します。
- システム輸出能力の集結:台湾のIoT、スタートアップ企業と外国企業とのさらなる提携に協力し、アジア・シリコンバレーの産業クラスターと世界とのつながり及び交流を強化し、外国企業との提携、産業投資、台湾インテリジェントキャンパスの設立等により、東南アジア市場等の国際市場へのAIoTソリューション輸出に協力します。
税制措置
- 営利事業所得税税率は20%となります。
- 研究開発費の15%を上限として、当年度の法人税から控除でき、または支出額の10%を上限として、3年に分けて法人税から控除できます。
- 海外から新たな生産技術や製品を導入する際、外国企業が所有する特許権、実用新案権、意匠権、商標権、その他特に許された権利を使用し、かつ外国企業に支払われるロイヤルティは、経済部産業発展署によって承認された場合、所得税が免除されます。
- 台湾で製造されていない機器や設備を輸入する場合、輸入関税が免除されます。
- スマート機器/5G関連項目への投資:合計100万台湾元以上10億台湾元以下の支出は、当年度の法人税計算から控除できます。控除額は「当年度支出金額の5%」または「3年の合計支出金額の3%」のいずれかが選択できます。ただし、当年度法人税額の30%を上限とします。適用期間は2024年12月31日まで延長する予定です。
- 会社の従業員が総額500万台湾元以内の株式報酬を取得し、株式を保有しながら会社で2年勤続した場合、譲渡する際は取得時の時価または譲渡時の時価のうち、いずれか低い方の価格で課税されることができます。
- 条件を満たした外国籍特定専門人材は、給与所得のうち300万台湾元を超過した部分の半額を、所得税計算時に総所得から差し引くことができます。
- 輸出加工区、サイエンスパーク、自由貿易港区等に入居した企業が、自社で使用する機器・設備・原料・燃料・資材・半製品を輸入した場合、輸入税、物品税、営業税が免除されます。
- 未処分利益で実質投資を行った場合、控除項目として法人税が免除されます。
研究開発補助金
成功事例
デジタル・トランスフォーメーションの提携
- マイクロソフトは2019年、「林口スタートアップ・テラス」にてMicrosoft for Startupsを設立し、スタートアップチームの技術力向上をサポートするほか、マイクロソフトと提携する機会を通して、スタートアップチームや企業に相応しいパートナーをマッチングしています。また、マイクロソフトグローバル・エコシステムのパートナーやリソースとも繋がる機会が得られ、国内外市場へ展開することができます。
- マイクロソフトは2020年8月に経済部と共同でIoTサービス化加速計画第二期を推進し、IoTセンター・オブ・エクセレンス(IoT Center of Excellence)を設立しました。台湾の電子通信、半導体、精密加工等、特定産業に企業ソリューションを提供することが目的で、より多くの台湾企業がマイクロソフトプラットフォームを利用してスタートアップを加速させ、百億台湾元以上の生産高を生み出すことを目指しています。
スマート・アプリケーションの開発
- 大手製薬メーカーのドイツ・メルクは2020年に台湾バイオメディカル・スタートアップ企業のINBと提携し、INBが開発した「光センサー・バイオマーカー分析器」(Light Sensing Biomarker Analyzer)を世界に販売することを計画しました。そのことは、メルクのデジタル医療分野への進展にも協力します。
人材育成
- マイクロソフトは2021年初頭、Azure Maps、データアノテーション(Data Annotation)、デバイスソフトウェア開発及び品質部門(Devices Software & Quality Organization, DSQO)、Azureハードウェアシステム及びインフラ(AHSI)等4つの分野を含む、ソフトウェア・ハードウェア開発者の募集を100名拡大することを発表し、台湾を世界の鍵となる新技術の研究開発のコア・クラスターと見なし、台湾産業の有望技術の導入をサポートしています。
- Googleは、台湾で、「インテリジェント台湾プロジェクト(Intelligent Taiwan)」を推進し、各ジャンルの人材育成を続け、無料で学習リソースを提供しています。2020年5月、台湾で初めて「Google大学交流プロジェクト」を開始し、インテリジェント台湾プロジェクトの範囲を拡大し、台湾のコンピュータ・サイエンス分野の発展を促進するためのリソースをさらに提供しています。
出典:投資台湾事務所
下載檔案
台湾の重点発展産業- 「アジア・シリコンバレー」IoT産業(5.90 MB)