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2024-10-04
「気候変動が海洋に与える影響」をテーマに高雄でGCTFワークショップ開催
中華民国(台湾)外交部、米国、日本、豪州、カナダは10月1日と2日の両日、台湾南部・高雄市で「気候変動が海洋に与える影響」をテーマにしたGCTF(グローバル協力訓練枠組み)ワークショップを開催した。(外交部) 中華民国(台湾)外交部、米国、日本、豪州、カナダは10月1日と2日の両日、台湾南部・高雄市で「気候変動が海洋に与える影響」をテーマにしたGCTF(グロ
2024-09-20
5省庁による「2024台湾サーキュラーエコノミー・ウィーク」がスタート
経済部、環境部、農業部、内政部、行政院公共工程委員会の5省庁による計画の下、今年の「台湾サーキュラーエコノミー・ウィーク」活動がスタートした。写真は記者会見の模様。(経済部サイトより) 「台湾サーキュラーエコノミー・ウィーク」活動は今年で6年目。経済部(日本の経済産業省に相当)、環境部(同環境省に相当)、農業部(同農林水産省に相当)、内政部、行政院公共工程委
2024-09-06
「ネット・ゼロの未来」をテーマとしたGCTFワークショップ開催、カナダを正式メンバーに迎えて
中華民国(台湾)外交部の林佳龍部長(外相)は4日午前、「ネット・ゼロの未来へ向けた邁進」をテーマにした「グローバル協力訓練枠組み(GCTF)」ワークショップの開会式に出席した。林部長は、GCTFにカナダが正式に加わったことを歓迎した。(外交部) 中華民国(台湾)外交部の林佳龍部長(外相)は4日午前、「ネット・ゼロの未来へ向けた邁進」をテーマにした「グローバル
2024-08-28
持続可能な海洋環境について話し合うAPECの円卓会議、台北市内で開催
海洋委員会海洋保護署は27日と28日の両日、「第23回APEC海洋環境の持続可能性への企業・民間セクターの関与についての円卓会議」を台北市内で開催した。今回の円卓会議は対面式とオンラインのハイブリッドで行い、カナダ、インドネシア、米国、ブルネイ、ニュージーランド、マレーシア、フィリピン、チリ、韓国、ベトナム、台湾(中華台北)の関係者が参加した。(海洋委員会)
2024-08-09
外交部の田政務次長が「2024 SDG Asia」に出席
外交部の田中光政務次長が8日、台北市内で開催中の「2024 SDG Asia」(アジア太平洋持続可能博覧会)に出席し、「台湾持続可能性アクション賞」のプレゼンターを務めた。写真は今回外交部が設置しているブース。(外交部) 外交部(日本の外務省に相当)の田中光政務次長(=副大臣)が8日、「財団法人台湾永続能源研究基金会」が台北世界貿易センターで開いている「20
長所
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整った産業クラスター
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工業団地でのエネルギー・資源利用最適化を推進
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半導体と光エレクトロニクスなどの重点産業が堅調に発展
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整った知的財産権の保護制度
政策の焦点
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循環型経済推進プロジェクト
この政策は、政府の各部署のリソースを結集し、循環型経済の理念と永続的なイノベーションの理念をさまざまな経済活動に浸透させようとするものです。具体的には、「循環の産業化」、「産業の循環化」を2つの柱とし、「リサイクル技術の推進とマテリアルイノベーション研究開発特区」、「リサイクル実証パークの新設」、「グリーン消費・取引の推進」、「エネルギー資源の共有化と産業の共生の促進」の四大推進戦略を採っています。
主力産業(金属、石油化学等の材料産業)における新技術の開発や再生資源の高付加価値化を支援すると同時に、産官学研の力を活用した新循環モデルパークを構築し、共有化や企画運営の経験を普及、輸出していきます。 -
台湾循環経済大聯盟(TCE100)の設立
「台湾循環経済大聯盟」(Taiwan Circular Economy 100、略称 TCE100)は2019年に設立されました。2021年7月までに産・官・学・研の各分野から延べ245以上の機関が加入し、シンポジウムやフォーラムといった活動を通じて、メンバー間の意見交流を深めるとともに、重要な産業協会を頻繁に訪問して、業界のペインポイントを把握し、施策に役立てています。
税制措置
- 営利事業所得税税率は20%となります。
- 研究開発費の15%を上限として、当年度の法人税から控除でき、または支出額の10%を上限として、3年に分けて法人税から控除できます。
- 海外から新たな生産技術や製品を導入する際、外国企業が所有する特許権、実用新案権、意匠権、商標権、その他特に許された権利を使用し、かつ外国企業に支払われるロイヤルティは、経済部産業発展署によって承認された場合、所得税が免除されます。
- 台湾で製造されていない機器や設備を輸入する場合、輸入関税が免除されます。
- スマート機器/5G関連項目への投資:合計100万台湾元以上10億台湾元以下の支出は、当年度の法人税計算から控除できます。控除額は「当年度支出金額の5%」または「3年の合計支出金額の3%」のいずれかが選択できます。ただし、当年度法人税額の30%を上限とします。適用期間は2024年12月31日まで延長する予定です。
- 会社の従業員が総額500万台湾元以内の株式報酬を取得し、株式を保有しながら会社で2年勤続した場合、譲渡する際は取得時の時価または譲渡時の時価のうち、いずれか低い方の価格で課税されることができます。
- 条件を満たした外国籍特定専門人材は、給与所得のうち300万台湾元を超過した部分の半額を、所得税計算時に総所得から差し引くことができます。
- 輸出加工区、サイエンスパーク、自由貿易港区等に入居した企業が、自社で使用する機器・設備・原料・燃料・資材・半製品を輸入した場合、輸入税、物品税、営業税が免除されます。
- 未処分利益で実質投資を行った場合、控除項目として法人税が免除されます。
研究開発補助金
成功事例
国際ブランド企業と台湾企業による循環型経済バリューチェーンの共同構築
- IKEAやデカトロン(Decathlon)等のグローバルな企業は、台湾のサプライヤーと協力して、ブランドのグリーンバリューを強調する循環型経済バリューチェーン・システムを確立しています。たとえば、IKEAでは、2030年までにCO2排出量を2016年の80%削減し、全製品で持続可能な原料または再生原料を使用するとしています。また、デカトロンでは2026年までに製品単位あたりのCO2排出量を2016年までに40%削減するとしています。
- 世界企業のデルコンピュータ(Dell)は、台湾の戦略パートナーと共同でグリーンサプライチェーンの構築に取り組み、IT産業界で初めて循環型経済の新しい連携モデルを打ち立て、環境負荷の大幅な低減に成功しました。現在、デルは2,150万ポンドを超えるクローズド・ループ・プラスチックを、パソコン、ディスプレイ、サーバーなど125種以上の製品に利用しています。
- 日本のJX金属と田中貴金属工業は、台湾における金、銀、銅などの金属回収事業に投資しています。また、日本リファイン、米ワールドリソース(World Resources Company)は銅、ニッケル、亜鉛等の金属品回収に投資し、ドイツのレスマン(RETHMANN Group)は、ペットボトルを長繊維級プラスチック等にリサイクルする事業を行っています。
工場のエネルギー循環、再利用効率の向上
- ドイツのメルク(Merck)は、台湾で機能性材料事業部を設置し、開発と生産のため3つの工場を持っています。同社は2006年から省エネプロジェクトに取り組み、エアコンの除湿効率、製造工程で生じる廃水の再利用、雨水回収などの方法により、CO2排出量や水資源のロスを削減しています。また、2020年には環境保護のコンセプトを製品や開発プロセスに積極的に導入しました。メルクではこれまでに890種類の環境にやさしい代替製品を開発したほか、業界初となるグリーンケミストリー定量分析器と生物由来の再生可能溶媒を導入しています。一方、メルクは半導体サプライヤーの崇越科技(TOPCO)との協力で半導体グリーン・マテリアルのパッケージ・サービスを実現し、台湾電子産業のグリーン生産への転換を促しています。
出典:投資台湾事務所
下載檔案
台湾の重点発展産業-循環経済産業(6.8 MB)